ペンドラの戦略 フットワークと台上処理を活かして一発狙い
ペンドラは台上処理や一発の威力が武器です。
また、ペンドラの一発のパワーを活かすためにはフットワークが重要です。
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ペンドラはフットワークがあってこそ活きる戦型
ペンドラといえばどんな選手が浮かぶでしょうか?
もっとも代表的なのは2004年のアテネオリンピックで優勝した柳承敏選手ではないでしょうか?
他には中国の許マ選手など。
彼らに共通してるものは何でしょうか?
超人的なフットワークと、そこから繰り出されるパワードライブです。
これぞペンドラの花です。
かつて日本は世界選手権で団体戦5連続優勝するほど強かった黄金期がありましたが、このときの主要メンバーはペンドラでした。
そして彼らは全員強靭なフットワークを活かしたオールフォアで戦っていました。
今の卓球はラバーの進化やブロック技術が上がっていることもあり、オールフォアはなかなか難しいですが、オールフォアできるぐらいのフットワークはペンドラ選手にとって大きな武器になることは間違いないでしょう。
得意の台上処理でチャンスを作って一発を見舞う
ペンとシェークの決定的な違いの一つは台上処理です。
ペンは手首の可動域がシェークに比べて格段に大きいので細かいテクニックが非常にやりやすい。
- ストップ
- ツッツキ
- フリック
これらの台上処理技術は現代卓球で非常に大事です。
卓球は基本的に先に攻撃した方が圧倒的有利です。
だからサーブ権を持ってる方がポイントを取る確率が高いです。
逆に言えばレシーブ側は点数が取りにくいのです。
ですが台上処理は相手に先に攻撃されることを防ぐことができます。
これにより、レシーブのときの失点を最小限に抑えることができます。
そしてストップやツッツキなどの台上処理で相手が少しでも浮かしてきたら一発をドカンとお見舞いします。
ペンドラといえばフットワーク練習や3球目練習が中心になりがちですが、意外と忘れてはならないのがこの台上処理の練習です。
ゲームに勝つという意味ではフットワーク練習や3球目練習よりも重要といえる技なので毎日欠かさずに練習した方がいいでしょう。
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弱点のバックを狙われたらどうするか?
ペンドラといえば弱点はバックハンドです。
このことは卓球選手が皆、よーく知っているため、ペンドラはバックを狙われます。
ペンドラ選手がシェークの選手とバック対バックの打ち合いになって負けるのはよくあることです。
しかしペンはショートがやりやすいです。
ショートマンという戦型があるくらいですし。
ショートは極めるとかなり強く、防御だけでなく攻撃にも使える武器になります。
ショートの上手いペンホルダー選手はシェークの選手とも対等にバック対バックで戦えます。
- ショートで左右のコースを突く
- バック対バックで少しでも浮いたらプッシュをストレートに決める
- カット性ショートで相手に持ち上げさせてカウンターを決める
特に相手のドライブをショートで振り回すのは気持ちいいのでペンドラならできるようにしておきましょう。
まとめ
ペンドラはシェークと比べて不利と思われがちですが、案外シェークに比べて有利な点はあります。
それを活かすためにもフットワークや台上処理の練習、ショートの練習を頑張っていくといいでしょう。
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